昨日、生徒が学校からもらったプリントを見てて、おや?って思ったことがありました。
This is a movie (which) makes people happy.
関係代名詞を習うと、こういった先行詞をみて、関係代名詞を選ぶ問題が多くでます。
でも、自分が疑問に思ったのは、冠詞が”a”になってたこと。
(ほらほら)この映画、これはみんなをハッピーにする映画だよ!って感じで話すとき、この映画って一つに限定されていますよね。だから、”the”のほうがしっくり来ると考えました。
今日は、ちょうど市民向け中級英会話講座の日で、内容がまさに「冠詞」についてでした。
英語で、定冠詞不定冠詞の使い分け、具体的な例を上げての説明があり、たとえ話の中で初めて出てくる言葉でも、後ろから限定の修飾がされていれば”the”を使うよう説明がありました。
I met a man yesterday. The man knows you.
昨日男の人にあった。(この時点で聴き手は誰だか限定できないから"a")
その人は君を知っていたよ(昨日あった人と限定できるから"the")
これを1文につなげると
The man I met yesterday knows you.
いきなりThe manとなるが、直後に限定する修飾句となる I met
yesterday が繋がるためthe manで正解
じゃ、This is a movie which makes people happy.も後ろから限定してるから"the"?って聴いてみたら、No!って
あれれ?って詳しく聞くと、人々をハッピーにする映画は他にもあるでしょって。
これは、人々をハッピーにする映画(のひとつ)です。って感じのニュアンスかな。
逆にThis is the movie which makes people happy.ってやると、これこそが人々をハッピーにする映画だ!ってえらく大げさになるよって。(笑)
(その用途で使うときは、発音が”ザ”ではなく、”ジ”になるから注意)
なるほど、納得でした。
関係代名詞を選ぶのも大切だけど、先行詞の冠詞が”a”なのか”the”なのかも実は大きな意味を持っています。
自分も一緒になって学び、なるほどと思った時は、それをそのまま生徒にも伝える。
時には間違えるけど、それも、学びのきっかけだと思っています。
間違えたほうが、覚えるし、より理解できますからね。