昨日は、塾の教材会社主催の教材展&セミナーに出席してきました。
これまで夏期講習ではあまり紙の教材を使ってこなかったのですが、今年は、レベルの高い子も多いので、生徒のレベルにあった良い教材がないかを探したかったのと、本来有料でしか聞けない講師の方のお話を無料で聞けるセミナーがあったのであわせて勉強してきました。
教材はサンプルを頂いたので、中3生の意見を聞いてみて導入するかどうか決めようかと思っています。
今回は、教材以上に有益な情報を会場で入手しました。
それが、「平成29年度以降の愛知県公立高等学校入学者選抜
(全日制課程)における学力検査及び問題例について」という文書です。
今年の中3生から、公立高校入試の問題数が増え、1教科20点満点から22点に、またこれまで以上に思考力, 判断力,表現力等を測る出題となるよう配慮することとなった入試問題に対し、愛知県教育委員会から、問題例が公開されました。
英語では、これまでの単文の英作文に加え、自分の考えを元に、2文以上の自由英作文の問題例が提示されました。
英検の面接でありそうな問題ですね。
実際、準2級や2級あたりの面接だとこういった例文にDo you think young people should not use smartphone?って聞かれ、Yes もしくは、Noの回答に理由をつけて応える必要があります。
英作文に使える(ヒントになる)単語も提示されているので、英語の得意な生徒にはサービス問題になりそうですね。
ただ、英語が得意ではない生徒に、こういった自由英作文の力をつけさせるのはなかなか厳しそうです。
そこで、ほかの教科もそうですが、例年通り難易度の高い問題はスルーして、基礎的な問題をミスせず必要な得点を稼ぐ作戦が有効なようです。
生徒にも、自分の志望校へ合格するのに必要な当日点を意識してもらい、こののレベルの問題は得点源、ここまではチャレンジ、これ以上はスルーと問題を分類し、キッチリ必要な得点を取れるよう個別の作戦を練っていきたいと思います。