今日は終業式です。小中学校のお子さんをお持ちのご家庭には、お子さんが持って帰った通知表があると思います。
子どもが持って帰った通知表を見た瞬間「なにこれ! なんでこんなに低いの! 4や5がひとつもないじゃない!しかもなんでこの教科2なの?何したの!」なんて怒ってませんか?
セルモでは、毎回、終業式の前日に保護者の皆様宛にメールでお願いをしています。
「毎度のことになりますが、数字だけを見て叱ったりすることの無いよう気をつけて下さい。
まずは、生徒に通知表の感想を聞き、思ったより悪い内申の場合は、本人が理由をちゃんと理解しているかを確認してください。
本人が理由もちゃんとわかっているのに、更に頭ごなしに怒られたら、せっかくのやる気もどこかに行ってしまいます。」
通知表を見て怒っても何も変わりません。
いや、もし反省して改善しなきゃって考えていたとしたら、その気が無くなってしまうので、むしろマイナスでしかありません。
怒るのではなく、叱る場合はどうでしょう。
叱るのは、間違ったことをしているときですよね。
通知表の内申点が低いのはその子が間違ったことをしているのでしょうか?
まずは、本人に確認をしましょう。
お母さんが低い点がついていると思った教科について、「テストの点を考えると、3がついてもいいと思うけど、なぜ2がついてると思う?」という感じであくまで冷静に。
本人が、「課題が遅れたから」とか、「授業中何度か寝ちゃったから」など、理由を正しく理解してれば、改善策も本人がわかっています。叱るのではなく、冷静に、「じゃ、2学期は治そうね」で終了です。
本人も理由がわからない場合は、一緒に考えてあげましょう。叱る必要はありません。
一緒に考える際によく見てほしいのが通知表の各教科の一番上の欄です。
これは、日進西中学校の通知表の実例ですが、ほとんどの学校で教科ごとの評価項目の一番上は
教科への関心・意欲・態度 となっていると思います。
こんな感じで”A”がついている生徒は大丈夫。
授業態度も、提出物も問題ありません。
”B”がついている生徒は授業態度に積極性が無い(手を挙げない)ケースが多いですね。特に中3くらいになると、間違ってもいいから手を挙げるって事ができなくて、消極的になってしまう子が多いように思います。
”C”がついている生徒は要注意です。授業態度に問題がある(私語が多い、寝ている)か、提出物がいい加減(期限が守れてない)だったりします。
授業態度を改めるだけで、内申点が上がることもあります。
お子さんと、どうやって改善するかを話し合い、2学期は多くの教科で内申がUPするよう頑張ってもらいましょう。
怒ったり、叱ったりする必要はありません。
もちろん、上がった教科があったり、4や5の教科があったら思いっきり喜びましょう!
褒めるのもいいのですが、それより、頑張ってくれたことが嬉しい!って言う表現のほうが、子どもは嬉しいものです。
2学期は親子で喜べるように、夏休みを上手に過ごしたいですね!