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10年後、君に仕事はあるのか?

夏休みは読書感想文の季節です。

生徒たちも、自分似合った本を探して、読書感想文を書いています。

 

 

ふと、自分も、読書感想文までは行かないけど、最近読んだ本で、皆さんにオススメできる本があればご紹介するのもいいかなと思い、最初に取り上げたのかこの本です。

著者の藤原和博さんは、リクルートから初の民間人校長として杉並区立和田中学校に赴任されました。今は奈良市立一条高等学校の校長先生です。

 

実は塾を始める数年前に、出身校である日立工業専門学院(日立社内の学校)の50周年記念式典に、藤原さんが公演に来られており、非常に面白いお話だったのを覚えています。

 

そんなご縁もあり、藤原さんの本はよく読むのですが、その中でもこの本はベストですね。

 

 

 

10年後の未来、あなたは予測できますか?

 

 

 

1980年から30年で、我々を取り巻く道具はこんなに変わりました。

 

 

 

この間、10年単位で、様々な変化が起きています。

 

1995年頃 iMacの爆発的なヒットで、インターネットが使われ始めた時は、電話代を気にしながらいちいち接続してましたし、19.2~64Kbps(キロ!)程度の速度で、Web画面を開くのに、じっと待ってたぐらいです。(笑)

 

その、10年後の2005年には、約1000倍の数メガの速度で常時接続が当たり前になりましたが、主役は家庭にあるパソコンで、携帯電話は、iモードなどガラケーから文字や、写真を送り合ったりするのがやっとでした。

 

そして、更に10年たった2015年では、iPhoneやスマホの爆発的な普及、手のひらのスマホが数メガの速度で常時ネットにつながり、家庭でパソコンを使うことがなくなってしまいました。

 

 

 

そして、この先10年後、2027年はどうなっているでしょうか。

 

そして、そのときに必要な個人の能力ってどんなものでしょうか。

 

 

AI(人工知能)や、ネットにある膨大の情報をすぐ検索できるGoogleなどのおかげで、勉強なんてしなくて良い世の中になっていると思いますか?

 

 

 

残念ながら逆です。

 

 

ますます、勉強は必要になります。

それも、これまでの知識を吸収し処理するタイプの勉強に加えて、それをどう使うかの情報編集能力も追加で必要とされてきます。

 

 

自分で会社を起こす(起業)するのでなければ、会社に雇ってもらう必要がありますが、10年後のライバルは、ロボットや人工知能です。

人と同じことを、愚直に、正確にといった業務では、ロボットや人工知能には勝てません。

 

 

人間にしかできない仕事で、あなたに頼みたいって言われるようになるには、情報編集力や、幾つもの得意分野をもつレアカードのような人になる必要があります。

 

そのためには、大人になっても勉強を続ける必要がありますね。

 

勉強することが苦行と思わず、新しいことを楽しく学び続けられるよう、勉強することの楽しさについて話し続けて行きたいと思います。


本を読むお時間の無い方、こちらの動画で本の内容を本人がほとんど話してくれていますよ。

プロフィール


西尾 信章(Nobuaki Nishio)


個別学習のセルモ
日進西小学校前教室 塾長

愛知県立東山工業高校(現在の愛知総合工科高等学校)卒業後、日立製作所へ入社。1986年、日立内の日立京浜工業専門学院に通い、のちに東京大学へ留学。2000年に退職し、7年間マイクロソフトで働く。その後2回の転職を経て、2012年7月に「個別学習のセルモ」をオープンした。

 

趣味は吹奏楽
名東ウインドオーケストラ、Nisshin Wind Orchestraに所属し、トランペットを担当

 

他にも洋楽カラオケや、ゴスペル、英会話も大好き

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