若宮商業高、21年度末で閉校へ 名古屋市教委案 少子化受け再編
名古屋市教育委員会は31日、市立若宮商業高校(天白区)の生徒募集を2019年度入学で終了し、21年度末で閉校する計画案を明らかにした。少子化で市内の生徒数の減少が見込まれ、商業科を希望する生徒が少ないことも背景という。
市議会の教育子ども委員会で計画案を示した。同校は1学年6学級で、生徒数は約700人。閉校後は他校の普通科を中心に学級数を増やし、市全体で定員を調整するという。閉校後の跡地では、軽度な障害を持つ生徒が通う高等特別支援学校の開設などを検討する。
委員会で市側は「卒業生のことを考えると重い提案だと思うが、時代の流れや将来を見越せばやむを得ない」と説明。ただ同校は定員割れはしておらず、市議からは「入試倍率も低いわけではないのになぜこのタイミングで閉校するのか」「学級数を減らしての対応はできないのか」などと慎重な意見が相次いだ。
今後、市は議会の意見やパブリックコメントの結果を踏まえ、年内にも閉校するかどうか正式に決める。(日経新聞より)
ビックリしました!
突然の若宮高校の閉校のニュース。
今年の1年生から制服がリニューアルされたばかりで、そんな検討がされてた雰囲気は全く感じられなかったですからね。
まだ計画案が提出されただけですが、記事を読む限り、かなりの確率でこのまま閉校が決まりそうです。
今の中3、中2までは募集されるのですが、中2の生徒たちが入学しても後輩がいない形で3年間を過ごすことになってしまいます。
また、今年から県立緑丘商業も、総合学科に変わり、緑丘高校に変わります。(総合学科になります)
更に2年後、今の中1が受験するときには、名古屋市内の商業高校は、愛知商業、中川商業、名古屋商業の3つだけになってしまいます。
う~ん、選択肢が減って、多様化の時代に逆行している気もしないでもないです・・・
この地区で考えると、公立高校で、就職も進学もできて、駅から近くて通いやすくて、学力もそこまで高くない(笑)この若宮商業ってお得感満載なんですよね。
私立は経済的に厳しい、けど、公立の普通科には届かないという生徒にとっては、高校でもう一度、就職か進学かが選べる商業は魅力的です。
愛知県は高卒での就職も恵まれている地域なので、地域の大企業への就職へも可能ですし、大学に行きたいと思えば推薦でいけるので、指定校推薦枠の少ない公立の普通科より上のレベルの大学に行くことも可能です(もちろん、高校での成績次第ですよ)
そんな学校が一つ無くなるってそんなに簡単に決まる話なのかな・・・
しっかり議論して決めて欲しいですね。