昨日は、日進市内の中学校で中学3年生向けに、一斉に実力テストが行われました。
(中1、中2は夏休みの課題確認テストでしたね)
さて、この実力テストってどんなものだかご存知でしたか?
(上記の結果は、過去の、とある生徒のものです)
学校から、中3生には、テストの意味について説明があったとは思い、中3生に聞いてみたら、なんにも説明無かったよ~って(笑)
自分たちが受けるテストの意味って気にならないのかな?
その昔。我々保護者が中学生だったころには、中統という、愛知県の中学生全員が学校で受験するテストがありました。
中学生全員が同じ問題に挑戦するので、愛知県内での順位はもちろん、志望校での順位もわかってしまうので、先生にとって受験指導は中統のテストの点数をみるだけで済みました。
しかし、それによって、中統テストの点数で進学先がほぼ決まってしまう状況になり、また、文科省からも、過度に業者テストに依存しないようにとの通達もあって、平成5年に中統テストは廃止されました。
中統テストの廃止後、中学の先生はどの資料をもとに生徒に進路指導すべきかわからない状況になってしまいましたが、全県統一のテストを復活させるわけには行かないので、今ある、複数業者による地域別での実力テストが行われるようになりました。
ちなみに、この日進地域は、全中学校とも同じ業者のテストで実力テストを行っています。
また、このテストは、公立高校受験を意識した形式になっているので、このテストの得点がそのまま、公立高校受験時の当日点の目安にもなります。
同じようなテストに、塾で行う全県模試などの模擬試験がありますよね。この模擬試験の結果は残念ながら中学の先生は見ることが出来ません。なので、中学の先生にとっては、実力テストの結果が進路指導の参考にできる唯一のテストとなっているのです。
そう、実力テストって何のためのテストかという問の答えは、公立高校入試の当日点がどれくらい取れるかの目安のためです。
範囲の狭い定期テストだと点が取れるけど、実力テストだと思うような点が取れないタイプや、逆に範囲の広い実力テストの方が得点が取れるタイプなど、いろいろなタイプがあります。
自分がどういったタイプなのかを実力テストの結果から確認して、高校選びの参考にして欲しいですね。
ちなみに塾では、もっと受験者数の多い模擬試験の結果や、学校で行った実力テストの結果など、複数のデータをもとに指導できるので、塾のほうが情報を多く使った指導が可能になります。
既に塾に通っていて、夏休みに模試を受けた生徒は、学校の実力テストが返却される同じ時期(9月下旬)に模試の結果も返却されると思います。
両方の結果にじっくり目を通し、11月にある2回目の実力テストに向けてどんな勉強をしなければいけないか、考えて下さいね。