昨日ご紹介したドラマ「先に生まれただけの僕」ホント面白いですね!
先日の第3話での「なぜ勉強しなきゃいけなんですか」という生徒からの問にたいする答えが良かったですね。
「なぜ勉強しなきゃいけなんですか?」との問に答える前に、以下のグラフを見てください。
上記のグラフは、総務省のHPにある我が国の人口推移のグラフです。
2005年ごろをピークに人口減少が始まり、2030年以降は10年で約1千万づつ減り、2060年には人口が8千万人台と、今の約1/3の約4千万人が減ると予想されています。
2060年の日本の人口は、約8千6百万人ですよ! 4千万人も減るんですよ!
こういう現実を知っている大人がまだまだ少ないですが、ドラマでは、英語教師がの超少子高齢化社会になるからこそ、英語が必要なんだと、生徒たちに答えます。
なぜ超少子高齢化社会になると英語が必要なのか。
中学生は、中2の地理で日本の現状、問題点としての少子高齢化社会という言葉を学びます。
中3では、公民でグローバル化という言葉も習います。
これらがつながると、英語の先生の解答になります。
「これから少子高齢化が進みます。日本の市場が小さくなります。外国人労働者が増えることになるでしょう。企業とともに海外に出ていくこともあるでしょう。世界中から情報を得ることも必要になる。英語を身につけるということは、幸せな将来をつかむ近道になる。これが君たちが英語を学ぶ理由です。」
櫻井くん扮する鳴海校長の最後のスピーチも良かったですね。
「数学がなんの役に立つのかって。やっぱり役に立ってる。数学って、答えにたどり着く道筋を探すものだと思うのです。正しい判断をする力を身につけることを鍛えることになる。数学に強かったら、儲け話を判断できる。正しい判断をする力を身につけられる。それが、僕に対する質問の答えです。」
さらに加えるとすれば、
歴史は、過去の成功を学び、失敗を繰り返さないために。
公民は、今の日本がどんな仕組みで動いているかを知るために。
理科は、様々なモノの仕組みや原理、成り立ち、働き、などを知るために。
国語は、先人たちが書き残してくれた「本」という素晴らしい財産を誰もが読むことができるように。
勉強は、全て、将来のキミたちのためのものです。
苦手だから、嫌いだからと遠ざけてしまうのは、本当にもったいないと思います。
将来の自分のために、しっかりと学んでおきましょう。