セルモには、多くの本があります。

自分が本を読むのが好きなのと、生徒たちにも気軽に手にとって欲しいので、流行りの電子書籍ではなく、紙の本で購入し、本棚に並べてあります。

最近、中２の生徒がハマって読んでくれているのが、「ミライの授業」です。

京都大学客員准教授の瀧本哲史さんの本で、中高生に向かって、なぜ今勉強をしなきゃいけないかについて語ってくれている本です。

実際に大阪の四天王寺中学の女子中学生約500名に、「なぜ勉強するのか」をテーマに講演された記事がこちらにあります。

この講演は、ミライの授業のダイジェスト版と言った感じになっているので、まだ本を読まれていない方はこちらをよんでみてはいかがでしょうか。

ナイチンゲールや、日本国憲法の草案作りに関わったベアテ・シロタ・ゴードン、イギリスの元首相マーガレット・サッチャーや、63歳で国連難民高等弁務官になり、多くのクルド難民を救った緒方貞子さんなど、世界を変えた有名人のエピソードを紹介。

そして、「『新しいこと』を始めて、世界を変えたのはいつも新人なんだよ、つまりキミたちが社会を変える可能性は十分ある。でもそのためには、過去の人達がせっかく残してくれた様々な魔法の元を勉強しておく必要があるんだ」と続けます。

今の中学生が使っているスマホも、３０年前はドラえもんに出てくるような魔法の道具でした。

手のひらに、カメラやビデオ、テレビ電話にGoogle先生、ゲームなどなど、紹介しきれないほどの機能がつまっています。こんな感じですね

今は、その魔法の道具をただ楽しく使っているだけかもしれませんが、もっとこんな機能があれば中高生にとっても便利なのにっていう「何か」を作ってしまう学生が出てくる可能性は高いと思います。

そんな時に必要なのが、魔法の元である勉強です。

正直、何に使うかよくわからない数学も、そういった魔法を作る上では欠かせない道具の一つです。

英語が使えれば、世界中の知恵を得ることができますし、歴史から学ぶことは山ほどあります。

今は、何に役立つかわからないかもしれませんが、将来どんな魔法の元が必要になるかわかりません。

もっと勉強しておけばよかった～と後悔する大人は数多くいます。

そうならないためにも、せっかく今勉強できるチャンスを無駄にせず、しっかり学んでおいて、将来いろいろな選択ができるように、魔法の元を貯めておいて下さいね！