今日から塾は、年末年始のお休みに入りました。

今年もあと２日です。

毎年思うことですが、あっという間の一年でした。

読書が大好きな自分は、今年も多くの本に出会いました。

今年読んだ本の中から、みなさんにご紹介したい本をと思い、本棚を眺めて手に取った本がこちらです。

塾をやっていると、お子さんとの関係に悩むお母さんと数多く出会います。

そんなお母さん方に読んでもらいたいのがこの本です。

この本が伝えたい事は非常にシンプルで、

「人を変えることはできない。変えることができるのは自分のみ」

つまり

「子どもを変えるのではなく、親が変わることが必要」なのです。

そのためにこの本では５つの原則が書かれています。

第1原則：自分とまったく同じ価値観の人はいないことを知る

第2原則：強制されたことは、やらないか、やったとしても、形だけになる

第3原則：人間には最低3つの長所がある

第4原則：親は成長が止まっているが、子どもは成長している

第5原則：まず「諭す」。「叱る」「怒る」は非常時のみ

以前、お母さんからの喜びのLINEがきました!でご紹介させて頂いた親子の場合、お母さんが変わろうと一生懸命努力されていました。

以前は勉強がなかなか出来るようにならないお子さんと、親子でぶつかり合いが多かったそうですが、今は、勉強については、私に任せて頂いています。

お母さんからは、子育てを通じて自分が成長させてもらっていますとのお言葉もいただきました。

そうやって、お母さんが変わると、子どもはあっという間に変わってきます。

塾に来るお母さんに、この本の中の一節をよくご紹介しています

「親が『勉強しなさい！』と１回言えば、子どもの偏差値は１下がります」

勉強は強制してもできるようにはなりません。

子ども自身がやらなきゃいけないことは十分わかっているので、あとは、気持ちよく勉強できるような環境を作ってあげることだけです。

決して叱ったり、強制したり、することではありません。

勉強しなさい！っていいすぎて、偏差値がマイナスになってたりしませんか？（笑）

でも大丈夫です。

言うのをやめれば、あっという間に戻ってきますから。