先日、とある問題で、久々にめにしたのが、「博士の愛した数式」です。

2003年発売で、2004年の第1回本屋大賞を受賞しているベストセラーですね。

2006年には、寺尾聡、深津絵里出演で映画化もされているので、ご覧になった方も多いと思います。

中３生は、これから数学でルートについて学んだり、この本に出てくる数式の話を理解出るようになってきていると思うので、学校の図書館などにあったらぜひ読んで見て欲しいと思います。

自分が数学が大好きなので、博士が、数式を愛おしく説明するシーンがいいなぁと思っています。

ただ、この良さがなかなか共有できる相手がいないのが寂しいところですが・・・

唯一の例外が、先日中学を卒業した、生徒ですね。

中1のときには、「新しい公式！？（バームクーヘン面積）」で紹介したような、独自の発想で自分で公式を探して作ってしまうような数学大好きな少年です。

この「博士の愛した数式」も読書感想文ように貸し出してあげて、数式の魅力にどっぷりつかった読書感想文を書いてくれていました。

この生徒、高校入学前なのに、既に、高校の数Ⅰの因数分解、2次関数、三角関数を一通り理解してしまい、今は数Ⅱの三角関数の領域まで学習を始めています。

各単元のコアの部分だけを教えてあげると、あとは、独学でドンドンと進めていく力を持っている子で、将来が楽しみでもあります。

先日も、塾のパソコンで数式からグラフが簡単に作れるツール「Desmos」を教えてあげたら、わずか２時間ぐらいで、大好きなイカを数式だけを使って描画し、さらに動くようにしてくれました！

ホント、凄い才能です！

そうそう、ちょうど１年前のこの時期に、この生徒を連れて、友人の名古屋大学の博士にお願いして、研究室でいろいろとお話を聞かせていただきました。

その時の記事がこちらです。　「博士という仕事（名古屋大学　研究室訪問）」

博士との別れ際に、「4年後、名古屋大学に合格して、また博士に合格の報告に来ます！」と約束して、1年、名古屋高校の特進コースに推薦で合格し、博士との約束に一歩近づいたと思います。

セルモでは、単に勉強を教えるだけでなく、私の社会人時代の経験談や、社会人時代の友人の活躍の様子や、趣味のオーケストラの友人らの幅広い人脈を生かして、いろいろな方から直接お話をしてもらったりもしています。

学校では、なかなか出会うことができない、人や、情報にどれだけ触れさせてあげられるか。

それも、セルモの大きな魅力の一つだと思っています。

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