突然ですが、中学３年生になった皆さん、毎日新聞を読んでますか？

テレビ欄じゃなく、その反対側、１面と書いてあるほうです。

ここには、新聞社が一番大切なニュースと考えたものが、そのニュースの大きさに比例した見出し文字の大きさ写真などを含めた記事の量で書かれています。

実際今日の紙面を２つの新聞で見比べてみると、１番目に大きな記事の内容はほぼ同じですが、２番目以降については、この２つで違うことがわかります。

中学３年生の皆さんには、ぜひここに掲載される記事のタイトルぐらいは、毎日目を通して欲しいと思っています。

記事のタイトルと写真で、どんな内容か分かる記事もあれば、しっかりニュースを追いかけて内容を理解していないとよくわからないものもあります。

理解できなかった記事については、学校で社会の先生に質問してみましょう。

もちろん、ウチの塾生は、私に質問してくれたら、わかりやすく説明するので、遠慮なく聞いてください。

ところでなぜ、中学３年生の皆さんに新聞を読んで欲しいというかわかりますか？

１つは、中学３年で習う「公民」の予習になるからです。

新聞を通じて、今の世の中でどんな事が問題になっているのかを知ることで、公民で学ぶ内容がより身近に感じられるようになります。

２つ目には、自分が今後長く生きていくこの国が、いまどんな状態なのか、新聞の情報を鵜呑みにするのではなく、自分で考えて理解して欲しいからです。

例えば、少子高齢化が自分たちの生活にどう影響するのか。働き方改革で、自分たちが働くころは、どんな条件になっているのかとか。日本だけでなく、周りの国々で今何が起きていて、将来の自分たちにどんな影響があるのだろうかとか。

そうやって考えるようになると、自分の将来の夢が、より具体的なってくると思いますよ。

例えば、英語が好きで得意だから、これを活かしたいと漠然と思っていたのが、日本に来る外国人が増えているという記事を読んで、彼らの役に立ちたい。と思うかもしれません。

逆に海外で日本の立場が低くなっているという記事を読んで、海外に出て、日本を正しく知ってもらうように頑張りたい。と思いかもしれません。

海外で続く戦争や紛争の記事を読んで、平和のために自分にできることを探したいと思うかもしれません。

今を知るということはとても大切なことです。

今起きていることに興味が出てくると、次はその先の未来についても考え始めます。

今を変えるために、未来をより良くするために、自分に何ができるのか。

そんな事を考えるきっかけを与えてくれるのは、意外にも新聞だったりするかもしれませんよ。

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