塾では、勉強の話だけでなく、世の中の事、社会に出てからの事など、私自身の経験や、世の中の凄い人の話なども、よく生徒と話をします。

昨日は、ふとしたことから、ビル・ゲイツの話になり、私が以前マイクロソフト社員だったということは、ビル・ゲイツの部下（随分離れてますがｗ）だったんだよ～なんて話になり、アメリカには、そういった凄い人（ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグなどなど）がいっぱいいるよね～と話が広がりました。

そんな中、素朴な質問で、「じゃぁ日本にはそういうすごい人はいないの？」って

一昔前の日本には、自動車分野では、トヨタを作った豊田佐吉ー豊田喜一郎さん、ホンダを作った本田宗一郎さん、スズキを作った鈴木修さんなど、電機電子分野では、ソニーを作った盛田さん、井深さん、松下電機（Panasonic)を作った松下幸之助さんらがいましたが、今の中学生、この辺りの人たちってほとんど知らないんですよね・・・

そんな中、凄い人がいたのを思い出しました。

ソフトバンクグループ（株） 代表取締役会長 兼 社長の孫正義さんです。

携帯会社のソフトバンクの一番偉い人って言うとわかりやすいですかね。

野球好きの人にはプロ野球チームである福岡ソフトバンクホークスのオーナー（所有者）と言った方がわかるかもしれません。

世界一の資産家（大金持ち）がビル・ゲイツなら、日本一の資産家がこの孫正義さんです。

ちなみに、ビル・ゲイツの資産が860億ドル（約9兆7000億円）なのに対し、孫正義さんの資産は、212億ドル（２兆4000億円） で、世界34位です。

凄すぎて、全然ピンときませんね(笑)

質問してくれた中３生に、孫正義さんの凄さを伝えたくて、孫正義さんの伝記でもある「志高く」を購入し、早速今日届いたので、少しですが読んでもらいました。

高校１年でアメリカに１ヶ月間短期留学した時の印象の強さから、日本に戻るとすぐに高校を中退し単身アメリカへ。

高校２年に編入されたものの、簡単すぎるからと、即３年生に飛び級し、その後大学入学検定試験に挑戦。

辞書を引く時間が欲しいと直訴して、試験時間の延長を認めさせ、数学、物理などで満点近い成績で見事一発合格を果たします。

このあたりのエピソードでは、孫正義さんは、本当に寝る間を惜しむほどの猛勉強をしています。

もともと才能があるだけでなく、本当に猛勉強をして、アメリカの大学に入学し、さらに猛勉強の末、最難関のUCバークレー校へ編入します。

そして、在学中に起業するための資金を稼ぐため、発明のアイデアを出し続け、ついに音声付電子辞書を作り、その特許をシャープに売り込み、１億円の契約を勝ち取ります。

たった数ページを読むだけで、こんなにも凄い、まるでジェットコースターのような学生生活を送っていたことを知って、生徒も大興奮していました。

こんなすごい人が日本にもいたんだ！

アメリカで成功した人に対してはなかなか身近な感覚がもてませんが、日本人で、しかも自分たちのなじみの深いソフトバンクという企業のトップがこんなすごい人だったというのは、中３生の彼にとっては相当刺激的だったようです。

できれば、しっかりこの孫正義さんの本を読んでもらい、凄い！と感心するだけでなく、自分もなにかやってみようと行動にうつしてくれると嬉しいですね。

その行動の中身が勉強であれば言うことないですが、勉強以外でも全く構わないと思っています。

熱量の高い人の話にふれ、自分も何かをしてみたくなる。

そんなきっかけが作れたら嬉しいですね。

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