8月の夏休み期間中にお休みしていたゴスペルレッスンに、9月から復帰しています。

このオバマ大統領の就任式の映像で流れている曲を、10/28の「まつり天白」というイベントで歌うので、現在練習中です。

ところで、このオバマ大統領の就任式という一大イベントで歌われてるこの曲、どこかで聞いたことありませんか？

そう、こどものころに歌った。「ごんべさんの赤ちゃんがかぜひいた～」っていう歌ですね。

他にも、「オタマジャクシは蛙の子、ナマズの孫ではありません～」ってのもありますし、

「まあるい緑の山の手線、真ん中通るは中央線、新宿西口駅の前、カメラはヨドバシカメラ！」

なんて、CMもありますね。

これみんな、元歌は、アメリカで歌われている「リパブリック讃歌」なんですよね。

なんと、この「リパブリック讃歌」は、アメリカの南北戦争ときの北軍（奴隷開放を主張）の行進曲として作詞されています。

さらに、その「リパブリック讃歌」にも元歌があって、「John Brown's Body ジョン・ブラウンの亡骸」という歌が大元のようです。

このジョン・ブラウンさんが、アメリカで奴隷解放にとても熱心であったことから、奴隷解放を主張する北軍の曲に使われ、その約１５０年後のアメリカ初の黒人大統領であるオバマさんの就任式を祝う歌に選ばれたという経緯のようです。

しかし、そんなオバマ大統領の前で歌われるような、アメリカを代表する歌が、日本では家電さんのCMソングになってるって・・・（笑）

日本に旅行に来ているアメリカ人の方々は、どんな思いで聞いているんでしょうね。

こんど、英会話のときにマーク先生に確認してみよっと。

ちなみに、「ごんべさんの赤ちゃんがかぜひいた～」の最後が、「そこ～であわてて、湿布した」

で終わるのはご存知ですか？

なぜ、赤ちゃんがかぜひいてるのに、湿布をするんだろうっておもったら、なんと、アメリカにも「ジョン・ブラウンの赤ちゃんがかぜひいた～」って替え歌があったんですね（笑）

John Brown's baby had a cold upon his chest　

John Brown's baby had a cold upon his chest

John Brown's baby had a cold upon his chest

And they rubbed it with camphorated oil.

（ジョン・ブラウンの赤ちゃんが風邪ひいた。そこで、しょうのう油（しっぷ薬）を塗った。）

 a cold upon his chestは、直訳すると「胸の上の風邪」なので、咳き込んでるような風邪なんだと思います。 

そういう息が苦しい時に、スーッとするよう、に胸にぬるオイルが camphorated oil（しょうのう油）で、これが日本に伝わるときに湿布という表現になったんですね。

ゴスペルで歌う曲を調べていたら、南北戦争やら、奴隷解放やら、オバマ大統領やら、童謡やら、ヨドバシカメラやらといろんなものがつながって面白かったです。

今の時代、こうやってネット上にある情報から瞬時に知りたいことを調べられるので、本当に便利ですね。

ただし、それらの情報が正しいかどうかを判断できる知識は必要です。

それがないと、ネット上のデマや、噂話、勘違いした情報などに簡単に騙されていまいますからね。

上手にネットの情報を使いこなせるように、しっかり勉強しましょう！

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