普段、ほとんどTVを見ることが無いのですが、音楽関係の真面目な番組は、録画しておいて、時間があるときに、見るようにしています。

SNSで、今日の情熱大陸のゲストが新鋭のSAX奏者「上野耕平」さんだということは、本人がTweetしていたので、忘れないように録画しておきました。

今日は、時間があったので、リアルタイムで見ようかと思ってTVをつけたら、裏番組である「関ジャム」で”オーケストラの奥深さと知られざる楽しみ方”をやっていました。

こちらの方は、完全にバラエティ番組でしたが、オーケストラや吹奏楽を取り上げた回が意外と面白かったので、先にこちらをリアルタイムでみて、情熱大陸はその後見ることに。

スタジオの中にフルーオーケストラを入れるには狭いので、かなり小編成での演奏でした。

でも、実際演奏がはじまると、管楽器など各パート1人づつしかいないにもかかわらず、素晴らしい演奏でしたね。

スターウォーズのテーマなんて、この人数でやったらどうなるの？って思ってましたが、全然大丈夫でしたね。

一人ひとりがキチンと鳴ってると、少ない人数でも、充実した響きになるんだな～と勉強になりました。

解説の方は、一般の方目線でみるオーケストラの疑問って、こんな感じなんだなと、思いながら見ていました。

笑ったのは、一番モテる楽器が、「トランペット」だったこと（笑）

ま、確かに、上手な人、かっこいいソロを吹くような人はモテますよね～

残念ながら、自分はトランペットを吹いていてモテるなんて経験は一度もありませんが・・・

そして、録画しておいた、情熱大陸へ。

題名のない音楽会でもよく登場するので、ご存知のかたも多いかもしれませんね。

新鋭の若きSAX奏者「上野耕平」さん。

順風満帆な少年時代かと思いきや、部活の吹奏楽部からは退部させられてるし、高校も、3年生から通信制高校への転校をすすめられるような、波乱万丈の学生生活だったようです。

そんな破天荒な学生生活を送っていても、音楽への情熱、Saxを上手く吹きたいという思いはブレなかったそうで、国立の東京芸大に現役合格してるって、音楽もそうですが、夢を実現するために、最後はしっかり勉強したんですね。

そんな上野さんが、吹奏楽部の生徒たちに掛ける言葉が深かったですね。

「上手くなってほしいとかじゃなく　

もっと一生　音楽と付き合っていってほしい」

そう、コンクールで金賞を目指すのも悪くはないですが、そうやって目標を決めた音楽活動って、目標がなくなった瞬間にやめちゃう子が多いんですよね。

それより、純粋に音楽を楽しんで欲しいし、純粋に楽器を吹くことを楽しんでほしいと思います。

そして、せっかく出会った楽器や音楽と、一生付き合ってほしいと私も思います。

そうすれば、新しい土地に引っ越しても、その地域の吹奏楽団とかオーケストラに入って音楽を楽しむことができるし、新しい仲間にも出会えます。

学生時代の指導者が絶対ではなく、音楽なんて指揮者や、演奏者によって解釈はいくらでも変わりますから、いろいろな指揮者や指導者とも出会ってほしいし、いつまでも、上手くなりたいと思って楽器と向き合ってほしいですね。

こんな真摯で音楽にまっすぐな上野さんですが、鉄道が大好きなんですよね。

以前も、名古屋に仕事に来るときは、わざわざ豊橋から名鉄特急に乗って来たりして、鉄道を楽しんでいました。

そんな上野さんのおちゃめな動画がありました。

上野さんが大好きな名鉄特急のミュージックホーンをSaxで再現されています。

ホント鉄道が大好きなんですね～

日進市内の吹奏楽部のみなさんも、コンクールだけが目標ではなく、普段の音楽を楽しんだり、楽器を演奏する楽しさの延長線上にコンクールがあるんだと気づいてくださいね。

そして、音楽を、楽器の演奏の楽しさに気づいて欲しいですし、できれば一生続けてほしいと思っています。

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