中3生の英語の中間テストの範囲の文型に、こういったものがあります。
It is necessary for us to prepare for disasters.
(私達にとって災害に備えることはとても大切なことです。)
It is ~ for (人) to 動詞 で、(人)にとって、(動詞)することは、~です。という意味になります。
この時、for の後ろには、人を表す人称代名詞が来ますが、~にとって という意味を表すために、人名もしくは、目的格(~に、~を)の人称代名詞を入れなければいけません。
中3生であれば、~に、~を を表す代名詞はなに?って聞いて、すぐに me とか、 himとかを思い出して欲しいのですが、英語がまだまだの生徒にとっては、この適切な人称代名詞を選ぶという作業が、なかなかハードルが高いようです。
~は~が ~の ~を~に ~のもの
I my me mine
you your you yours
he his him his
she her her hers
it its it -
we our us ours
you your you yours
they their them theirs
私も、中学校のときは、これを呪文のようにして覚えた記憶があります。
でも、英語で点が取れない生徒って、これを言えない生徒が多いんです。
特に3つ目の目的格の人称代名詞が、一番多く使うはずなのに、なぜか、一番使わない最後の所有代名詞がでてきてしまったり。
また、日本語の助詞との対応が上手く言っていないケースも多いです。
(~は、~が) (~の) (~を ~に) (~のもの)
の順番に人称代名詞は並んでいるので、この助詞の順番をしっかり覚えましょう。
私が中学時代に習ったのは、
羽賀の鬼の物 (はが の おに のもの)
です。
ちょうどクラスに羽賀くんがいたので、彼が鬼にされてしまって可愛そうでしたが、覚えたら二度と忘れませんでした(笑)
あと間違えやすいパターンが、
「彼にとって、コンピュータを使うのは簡単です。」を英語にする時は
It is easy for him to use a computer. と目的格の人称代名詞が入りますが、
「彼のお父さんにとって、コンピュータを使うのは簡単です。」を英語にする時は
It is easy for his father to use a computer. 「彼のお父さん」をワンセットに「his father」として、(人)の場所に入れなければいけません。
日本語の「彼」にばかりに目が行って、(人)の部分が、彼なのか、彼のお父さんなのか、がよくわからなくなって何を入れていいのかわからないとか、for his とやってしまったり、逆に、for him father とやってしまうケースもあったりします。
このあたりは、英語の問題というより、日本語で誰にとってなのかがきちんと捉えられないという日本語の問題なのかもしれませんね。
ただ、人称代名詞は本当に大切なので、この機会にきちんと覚え直して、適切な人称代名詞を選べるようにしておいてほしいと思います。
中間テストに備えて、人称代名詞についても、しっかり特訓しておきたいと思います。
ご連絡、ご質問は、以下のフォームからお気軽にお問い合わせください。
頂いた個人情報は、回答以外には利用いたしません。