明日で、多くの高校生の中間テストが終わります。

今週は、テスト期間中ということで、午後から塾にきて長時間勉強していく高校生がいましたが、それも今日で終わりとなります。

高校生がテスト期間に入ると、いろいろな教科について質問を受けるので、こちらが大変です（笑）

私自身は、日立の社内の学校にて、数学・英語、物理・プログラミングなどについて、高校～大学レベルの内容を学習させてもらったので、今でも、これらの教科は、高校の内容であっても、質問にはだいたい答えることが出来ます。

しかし、社会の各教科（世界史、日本史、倫理、現代社会など）、と、理科の物理以外（化学、生物、地学）はほとんど学んでいないので、質問に答えるには、まず自分が勉強しなければなりません。

ま、生徒の質問は、殆どが、教科書を読めば分かる内容だったりするので、質問をもらってから、生徒に教科書を借りて読み解けば、だいたいは答えられます。

ただ、世界史だけは、ササッと教科書を読んだだけでは、なかなか内容についての質問に答えることが出来ません。

いろいろな出来事の裏側にある、人種、宗教の対立や、過去からの衝突の積み重ね、国家の移り変わりや、支配者の変遷などの流れをキチンと理解していないと、生徒の疑問は、解消できないんですよね。

そこで、私自身がまずは、世界史を勉強しようと決意しました。

今日、届いたので、早速中身を見てみましたが、わかりやすくていいですね。

日本史と比べて、地域が広く、年代も長くなるので、教科書を読むだけでは、理解しにくかった内容も、上手に整理され、流れがわかりやすく書かれているので、すぐに理解できます。

世界史を理解していないと、なかなか現代社会における世界の大きな問題の、根っこまで理解することが出来ません。

例えば中東問題です。

ユダヤ人と、アラブ人の対立、それの原因となった、イギリスの3枚舌外交、アメリカのイスラエル支援。さらに、その昔のオスマン帝国とイギリスとの対立、さらにその昔の十字軍の遠征なども関係しています。

また、これから更に深まるグローバル化の流れの中でも、世界史の知識はとても重要です。

世界で常識となっている歴史的事件を知らないのは、常識のない人と言われてしまいます。

各地域、各国の歴史的背景、対立の構造などを理解していないと、相手を怒らせてしまうことも十分起こります。

ともすれば、一夜漬けの暗記でテストさえ終われば全部を忘れてしまうような勉強方法をしてしまいがちな世界史ですが、せっかく学ぶのであれば、大人になってからもしっかり覚えていて、使える知識として、学習できるお手伝いをしたいと思います。

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