1月の英検で2級に挑戦する高校生が、自習をさせて欲しいというので場所を提供しています。
しっかり、自分で考えて、勉強の計画ができるようになってる生徒なので、私の方からは特に指示などはせず、過去問にじっくり向き合って、頑張っています。
リーディング、リスニングは、マークシートなので、自己採点は簡単にできますし、解答には解説がついているので、間違えたところは自分で解説を読んで理解しているようです。
ただ、独学で難しいのがライティング対策ですね。
英検の場合、ライティングは、たった1問ですが、これだけで、全体の1/3の配点があります。
つまり、リーディング、リスニングが完璧でも、ライティングで質問にきちんと答えていない解答をして0点になると、不合格になってしまいます。
今の高校生たちは、英検3級、準2級とも、ライティングがある英検を合格してきている生徒たちなので、ライティングがどんなものかはわかっていますが、その分、甘く見ているところもあります。
実際、3級や準2級のライティングは、指定語数が少ないので、文も少なくてすみます。
3級で、30語程度ですから、結論+理由1、理由2の3文ぐらい書けばOKです。
準2級になると、少し語数が増えて、50~60語程度という指定になります。
ただし、理由を2つ書きなさいという部分は変わらないので、理由+補強する具体例などを入れて、6文程度を書く必要があります。
また、質問も、「生徒は部活に参加すべきだと思いますか?」といった質問なので、自分は質問にたいして肯定なのか、否定なのかの意見をはっきりさせる必要があります。
日本語でよくあるどっちつかずのような意見を書くと、0点となってしまうので気をつけましょう。
このあたりは、準2級も、2級も同じで、まず、日本語でいいので、自分の意見をはっきり決めて、なぜなら、こうだからという理由を2つ並べることをできるようにならなければいけません。
特に日本人は、普段意見をはっきり言うことをためらうことが多く、意識して、はっきり意見を作る練習をしておかないと、日本語での解答のアイデアすら浮かばないという状況になってしまいます。
そして、英検2級のライティングになると、質問も、実社会でのトピックについて、こんな意見があるが、あなたはどう思うか?というより高度な質問になります。
例えば、
と言った感じで、教育、グローバル化、テクノロジー、環境問題といった、テーマからの質問が予想されます。
単に、好きだからとか、いいからといった曖昧だったり漠然とした理由ではなく、具体例を挙げた上で、コストが安いからとか、使い勝手がいいからとか、将来のしごとに役立つからなど、はっきりとした意見を言えるように練習しておきましょう。
また、要求される語数も80~100語とかなりの語数になるので、具体例をいくつか挙げられるような意見をえらびましょう。
パターンは、これまで通り、以下の流れで書きましょう。
理由は2つなので、理由を補強する事例や経験などが少ないと、語数が足りなくなるかもしれませんね。
また、単調な文にならないよう、”例えば”という表現もFor example と For instance の2通りを使うなどしましょう。
意見の中身は多少幼い感じでも構わないと思います。
逆に、それくらいのほうが英語にしやすかったりしますからね。
あと、理由につかえる表現をいくつか持っておくことです。
健康に良い、環境に良いとか、便利だから、使いやすいから、安いから、安全だから、といった理由に使える表現の英語を知識の引き出しに入れておいて、すぐに使えるようにしておきましょう。
難しいように見えて、準備をしておけば簡単に高得点が取れるのがライティングです。
もちろん、準備不足だと、全く手が出ないこともあるので、甘く見ないで、いろいろな想定問題を探して練習しておきましょうね。
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