今日は、5月1日から始まる新元号の発表がありましたね。
春期講習中ではありましたが、歴史的瞬間なので、生徒たちと一緒に発表を見守りました。
中学生の生徒たちが、これで私達も1世代前のおばさんになっちゃうのか~って言ってて、おかしかったですね。
さて、元号が発表された後は、5月1日に行われる、今上天皇退位にともなう皇位継承式典が注目されていくと思います。
これまで、あまり天皇について、気に留めていなかった子どもたちも、この「令和」の発表以降は、一気に天皇の存在や、その歴史についても興味を示してくれると思います。
そんな時、コンビニにこんな書籍が売っていたので、つい衝動買いしてしまいました。
神話の時代の初代「神武天皇」から、125代全ての天皇に対しての解説が掲載されています。
特に歴史を習った中学生にとって最初に覚える「大化の改新」を成し遂げた天智天皇(中大兄皇子)、皇位継承を巡って甥と戦った天武天皇、奈良の大仏の作成を指示した聖武天皇、等、飛鳥、奈良時代は、天皇が歴史の中心人物だったことがわかります。
平安に入り、藤原道長に代表される藤原家に、天皇は翻弄されます。
道長は、自分の娘3人をそれぞれ別の天皇に嫁がせ、さらに、孫を強引に天皇にするなどやりたい放題でした。
また、この頃の天皇家に仕えていたのが、紫式部や清少納言らの女房と呼ばれる女官たちです。
平安末期には、平家に翻弄され、平家討伐にでた源氏との戦い(源平合戦)にて、わずか8才の安徳天皇(平清盛の孫娘)は入水して自害することに。
鎌倉時代には、京都にあった権力を取り戻そうと、後鳥羽上皇による「承久の乱」があり、幕府と朝廷との対立へ。
そして、後醍醐天皇の命をうけて、鎌倉幕府が倒幕されたものの、朝廷も皇位継承問題で、南北2つに別れ、しばらく、二人の天皇が同時に存在する南北朝時代へ。
室町幕府が力をつけ、足利義満のもと、再び朝廷は一つに統合されたものの、かつての力はなく、戦国時代は、信長、秀吉ら戦国武将の財力に助けられたものの、家康が天下を取り江戸に幕府を作ると、朝廷は幕府の管理下に置かれ、お飾り状態に。
幕末に尊王攘夷運動が起き、朝廷の地位も向上。大政奉還、王政復古の大号令により、天皇を中心とする新政府ができ、明治~大正~昭和~平成と一代につき一つの年号を採用する時代となります。
と、こんな感じで、天皇の歴史を読んでいくと、日本の歴史そのものであり、学校で習った出来事が、いかに天皇の歴史と関連しているか、改めて感じることができます。
今回の改元を機に、天皇の歴史や日本の歴史について、興味を持ってくれる生徒が一人でも増えると良いなと思っています。
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