今日は、GW2日目。
夕方から、吹奏楽団の練習の予定があるだけだったので、中間テストが近い高校生に声をかけて、夕方5時までなら、塾にいるから、勉強に来たかったらどうぞ~って。
さっそく、二人がきてくれましたね。
ふたりとも、自分での勉強の方法がわかっているので、私が他事をしていても、気にせずに学校の課題をこなしたり、テスト範囲で、覚えなきゃいけないところを復習したりしていました。
ふと見ると、一人が、英語表現(いわゆる英文法)の比較級のところで悩んでいたので、何がわからないか聞いてみたら、「とにかく比較がややこしくて嫌い!」って(笑)
英語の文法に関しては、実は高校で新しく習う文の仕組み(構文など)は多くはありません。
殆どは、中学時代に習ったことに、いろいろ加わってくるのが高校の文法です。
例えば比較
比較級や、最上級を使って、彼女は、彼より若い。とか、彼は彼女より背が高い。とか、彼はクラスで一番早く走れる。といった英語を作っていきます。
この様に、基本的なルール(文法)は、中学で習ってしまいます。
じゃあ高校の文法って何を習うのかと言うと、より複雑で言いたいことを上手表現できるような方法を学びます。
日本語でも、単純に、より大きいとか、より若いといった表現より、ちょっと若いとか、随分年が離れているとか、より幅広い表現を使いますよね。
こういった表現を英語でできるようになるのが、高校の英語なんですよね。
今日生徒が悩んでいたのの一つに、no more than ~ と、no less than ~というにてるけど微妙に違う表現がありました。
例えば、1,000円を持ってるときに、(たった)1,000円しか無い。って思う時と、(やった)1,000円もある!って思うときがありますよね。
more than~ だと より多くあるという表現ですが、これに no がつくと、(多いと思っていた差が)無いというイメージになります。
つまり、no more than 1,000yen だと、(1,000円より多くあると思ってたけど)1,000円しか無い=たった1,000円しか無い。という意味になります。
逆に。no less than 1,000yen だと、(1,000円より少ないかと思ってたけど)1,000円もあった=(やった)1,000円もある。という意味になります。
そして、高校生を悩ませる定番の表現がこれ。
A whale is no more a fish than a horse is ( a fish).
参考書の訳にはこうあります。
「鯨が魚じゃないのは馬が魚じゃないのと同じだ」
「馬が魚じゃないように鯨も魚じゃない」
あまりに有名なので、「クジラ構文」なんて名前がついていたりします(笑)
この文なんかは、参考書にもあまり説明がなく、こういうものだと丸暗記してきた方も多いと思います。
これも、no が more a fish 魚かな?と思う気持ち(差)を無しにしていると考えましょう。
なんとなく、クジラって海で泳いでいるから魚かなって思う気持ちがありますよね。
そんな風にクジラを魚だと思いこんでいる人に対して、「それって、馬が魚だと思うことと同じぐらいだよ」って説明しているシーンを思い浮べるとわかりやすいかもしれません。
英語は、言語です。
話す人の気持ちを表すのが言語ですから、話す人の気持ちが違えば、使う言葉、表現も違ってきます。
クジラを魚だと言い張る人に、いやいや、クジラは魚じゃないよって言うだけよりも、クジラが魚って言い張るのは、馬が魚だって言ってるのとおんなじだよって言ってあげて、どれくらい的外れなことを言っているのかを教えてあげたほうが、わかりやすかったりしますからね。(ちょっと嫌味な感じがですけどねw)
あるいは、財布の中に同じ1,000円を見たときに、やった!って言う気持ちを言うのか、たったって残念そうに言うのか、感情抜きに1,000円持ってるって言うのか。
そういった部分まで英語で表現できるようになるのが、高校英語の範囲なんですよね。
なので、丸暗記するのではなく、こんな場面で使えるな~ってシーンが思い浮かぶと、覚えやすくなるのかなって思いますよ。
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