今日は、GW7日目、憲法記念日です。
戦後の新憲法となる日本国憲法が1946年(昭和21年)の「11月3日」に公布、1947年(昭和22年)の「5月3日」に施行となったことを記念して定められた祝日です。
上皇陛下が、憲法にかかれた「象徴」の姿を模索し続け、また、新天皇陛下が「憲法にのっとり,日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たすこと」を誓った日本国憲法が施行された日です。
「令和」という新時代を迎えて、改めて憲法について考えてみてはいかがでしょうか。
さて、そんな憲法記念日ですが、今日ご紹介するのは、憲法とは全く関係のない(笑)
「そして、バトンは渡された」という本です。
2019年の本屋大賞受賞作品です。
2018年の『かがみの孤城』、2017年の『蜜蜂と遠雷』、次点の『みかづき』など、本屋大賞の受賞作品はハズレがありませんね。
そして、今年の大賞受賞作である『そして、バトンは渡された』も楽しみにしていました。
ただ、なかなかまとまって読書できる時間がなかったので、手を出せずにいました。
面白い本は、一気読みしたいので、4~5時間ぐらい時間が欲しいんですよね。
そんな事を考えていたら、一昨日浜松にでかけた際、帰りの電車の時間が2時間ぐらいかかりそうだったので、ここで読もうと思い、駅の構内にあった本屋さんで購入し、帰りの電車の中で読み始めました。
帰りの電車の中で、三分の二ぐらいは読み終わったので、残りも一気に読んでしまいました。
私には五人の父と母がいる。その全員を大好きだ。
高校二年生の森宮優子。
生まれた時は水戸優子だった。その後、田中優子となり、泉ヶ原優子を経て、現在は森宮を名乗っている。
名付けた人物は近くにいないから、どういう思いでつけられた名前かはわからない。
継父継母がころころ変わるが、血の繋がっていない人ばかり。
「バトン」のようにして様々な両親の元を渡り歩いた優子だが、親との関係に悩むこともグレることもなく、どこでも幸せだった。
出版社のHPより
親になるって、未来が二倍以上になることだよって。
明日が二つにできるなんて、スゴイと思わない?
本の帯より
塾では、他人である保護者の方からお子さんをお預かりします。
塾にいる時間は、1日で見ると決して長くはないですが、通ってくれているトータルの時間で考えると、長い子では、7年以上もの間、関わり続けています。
自分の娘より年下の生徒たちとこうして長い間関わっていると、親子のような感覚を覚えることがあります。
もちろん、私が関わることができるのは、勉強面が中心ですが、生徒の成長を通じて生徒の未来を一緒に垣間見ることはできます。
卒塾生に関しても、勉強についていけているかなとか、社会に出て困っていないかなとか、東京で一人でやっていけてるかなとか、ふと思うことがあります。
そう思うと、この本で書かれていた、血の繋がりのない父親のたどたどしさの気持ちがわかるような気がしました。
そして、ラストのこの一節が心にしみましたね。
本当に幸せなのは、誰かと共に喜びを紡いでいる時じゃない。
自分の知らない大きな未来へとバトンを渡すときだ。
生徒たちを、高校や、大学、就職という大きな未来に、渡すときに感じていた幸せな気持ち。
そんな気持ちを、生徒の数だけ味わうことができる自分は、塾という仕事を通じて、なんて幸せな思いをしているのだろう。
そんなことを再認識させてくれる素晴らしい本でした。
血の繋がりのない家族に生まれる「家族愛」の物語。
とっても幸せな家族の物語です。
読み終わった後、とても幸せな気持ちになれる、あたたかい本だと思います。
もう少し続くGWのお供に、いかがですか?
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