この6月から通い始めてくれた中2生が、この、セルモの英語の問題を見て、質問をしてくれました。
A:(ア)(イ) on the baseball team?
B:No, I(ウ)not.
という会話の中に適切な単語を入れる問題です。
ちょうど2年生の4月に習ったbe動詞の過去形についての単元からの問題ですね。
さて、この生徒さん、どこを質問してきたと思いますか?
(ア)(イ)(ウ)の、どれかがわからないのかな?って思いますよね。
いえいえ、そこではなく、会話に出てくるここの部分です。
on the baseball team
なぜ、on なんですか? teamに入っているのなら、in を使うと思うのに・・・
素晴らしい着目点です!
普通、答えに関係ない部分に書いてある、それも、前置詞の違いってなかなか気にならないですよね。
そこに違和感を感じて、質問してくれたことがとっても嬉しかったです。
実は、質問をされた自分も、確かに、in でも使いそうだな~って思ったぐらいです。
でも、確か教科書にあったよな~と探したところ・・・
中1の Unit 1 の Part2 本当に最初の最初、I am とか、You are とかを習うところの中の右隅に、tool boxという応用例が載っているスペースに記述がありました~
拡大してみると・・・
in the art [drama,guitar] club
on the dance [swimming, volleyball] team
と、あり、clubの前には、in を、team の前には on を使っています。
訳はどちらも、~部に入って と共通ですね。
正直、面白い使い分けです。
前置詞のイメージからすると、in は人々が集まる中に入っているイメージ、 on は接触のイメージなので、チームメンバーに加わるイメージでしょうか。
生徒への解答としては、「教科書にそう書いてあるから」っていうことになってしまうのでしょうが、それだと私が納得行かないので、もう少し調べてみました。
3年前のBlogで紹介していた、HiNativeという英作文添削を手伝ってくれるアプリです。
記事はこちら 英作文添削の強い味方!
英語がネイティブな方々に対して、この英語って自然ですか?って聞くことができ、表現が自然じゃないときは、ちゃんと添削してくれる人もいるので、とっても勉強になるアプリです。
今回も、そこに投稿して聞こうかと思ったら、すでに別の方の質問にありました(笑)
質問
He is on the
basketball team. と She is in the music club. はどう違いますか?
アメリカ人の方からの解答です。
Interesting! They both mean the same thing, but they
can't be used interchangeably.
You can't say, "She is on the music
club."
You also can't say, "He is in the basketball team." in US English, although I think it's okay in British English.
I searched online for an answer, and I found this one from FreeToyInside on usingenglish.com:
"...if you are part of a collaboration with different people all working toward the same goal, then you are 'on a team'... When you say 'in a team,' it feels like the only thing you stress is that you're not alone, but there's a group of you."
So in the basketball team example, you are "on" a team of people all working towards the same goal = winning.
If you are in the music club, you are part of a group of people who are all interested in music, but who are not necessarily working together towards a common goal.
I don't know if this is 100% accurate, but I thought it was interesting.
意訳すると
興味深い! 確かにどちらも意味は同じだけど、入れ替えはできないね。
"She is on the music club." と言わないし、 "He is in the basketball team”とも言わない。
(ただし、アメリカ英語ではね、イギリス英語だとOKだよ)
ネットで調べてみたらこんなの見つけたよ。
”on the team” だと同じ目標に向かう仲間を表現するけど、”in the team” だと、ひとりじゃない、仲間がいるって言いたい感じかな。
だから、 "on the basketball team”なら勝利という共通の目標に向かってるチームの一員って感じ。
そして、”in the music club." は、音楽に好きの仲間の一人だけど、その仲間は、みんながみんな共通な目標を目指してるわけじゃない人たち って感じ。
100%あってるかどうかはわからないけど、とっても面白かったよ。
なるほどね、勉強になります。
共通な目標を持つチームの場合はon を使って、集団の一員って感じで表現する時は、in を使うイメージですね。
よく使うからこそ、奥が深いのが、英語の前置詞です。
今回のように、in の持つイメージ、on の持つイメージを正しく把握し、そのイメージを広げていくことで、正しい使い分けができるようになっていくと思います。
素晴らしい質問をしてくれたおかげで、私も賢くなれました!
素晴らしい質問、本当にありがとう!
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