今日は、出落ちのような記事になってしまいました。(笑)
タイトルと、上の画像で言いたいことの8割は終わっていますw。
この画像は、さくら個別指導学院の塾長、國立先生のBlog「さくら個別ができるまで」の以下の記事から引用させていただいたものです。
詳しくは上記の記事を読んでいただくとして、簡単に説明すると、語彙力が無い(国語の成績が低い)生徒が読んでいる社会の教科書を再現したのが上記の黒塗りの文です。
黒塗りされている語句は、生徒が、意味がわからないといった語句で、その語句を黒塗りにすると、語彙力が無い生徒が普段読んでいる教科書を再現できるというものです。
この状態の教科書を何度読んでも、何も読み取れないし、何も頭には言っていかないですよね。
我々塾では、こうした語彙力が無い生徒にも、社会を理解してもらうために、様々な工夫をしています。
こちらは、教室にある、社会(特に歴史)についての、教材や市販の書籍、歴史マンガを並べてみたものです。
一番下のフォレスタは、ウチでは自習用の教材として使っており、教科書で読み取りづらかった語句の説明が、わかりやすく書いてあるので、生徒に人気の教材です。
教科書は、説明文の中に重要語句が混ちりばめられていて、重要語句の意味がうまく読み取れない生徒が多くいますね。
その点、フォレスタは、 重要語句:その語句の説明 というスタイルで書かれているので、生徒は覚えるべき大切な語句がなにか、その意味は、どういうものかがひと目で分かるようになっています。
また、歴史マンガは、文章だとイメージしにくい歴史の流れを「マンガ」という手法でわかりやすく伝えてくれますし、市販の書籍なども、歴史がいかに面白いかを説明したり、教科書より易しい文にしてあったりと、生徒からも、読みやすいと評判だったりします。
ウチの教室では、こうして、語彙力が無い生徒たちでも、なんとか、自立型の学習で歴史を学べるよう工夫を凝らしており、実際、塾に入るまでは社会が嫌いだった生徒が、歴史マンガのおかげで、社会が大好きになったりしている例は数多くあります。
ただ、今日の國立先生のBlogを読んで、ふと不安になったのは、これまでのように、マンガや読みやすい本で、歴史がわかるようになったから、学校のテストで点が取れるようになったからと、喜んでいていいのだろうかという点です。
生徒たちの学びは、中学で終わるわけではありません。
高校に進学すれば、更に難しい教科書と向き合っていかなければなりませんし、大学に進学すれば、専門書と向き合う必要があります。
就職してからも、社内文書や、お客様の情報、業界の情報など、読まなければいけない文書量は中学の教科書の比ではありません。
もちろん、塾にあった易しい本や、マンガなどは、高校や大学、職場にはありません。
また、中学でせっかく社会が好きになったのに、高校、大学でまた嫌いになってしまうかもしれません。
では、どうすればいいのでしょうか。
これは、國立先生のBlogの中にも書いてありますが、「語彙力をつけること」以外に解決策はないと思っています。
たとえば、こんな本を夏休み等の期間を利用して、家族で楽しみながら読むのもいいかもしれません。
そういえば、中学の頃、圧倒的に語彙力が足りず、本当に言葉を知らない生徒がいました。
今、商業高校に進学して、商業科目の中にある、「ビジネス基礎」などで、仕事をする上で常識として知っていなければいけない語句の意味などを、しっかり学習したことで、かなり語彙力も上がってきています。
また、私立高校に推薦で合格した生徒が、高校入学までの2ヶ月を使って、漢検の準2級に挑戦してもらったことがあります。
その時も、「え?これ何? 意味がわからない・・・」と言いつつ、漢字を覚えるだけでなく、語句の意味や、四字熟語や、熟語の意味などもしっかり学習したおかげで、かない語彙力がついたことがありました。
中学時代に、教科書が読めなかった生徒たちには、高校入学までの期間や、高校の長期休みなどの期間を利用して、漢検に挑戦したり、語彙力を高める書籍などを読んだりしてほしいですね。
まちがっても、中学時代なんとかなったからと、高校、大学まで放っておくことのないようにしましょう。
もし、語彙力がないことを自覚したのであれば、必ずどこかで、語彙力を高めるトレーニングをする時間を取るようにしてください。
言葉を知らない、「残念な」大人にならないためにも・・・
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