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安い機器は、壊れたら取り替えればいいけど、意味のあるものは、簡単には入れ替えできませんからね。

 

昨日、名古屋市内で塾を経営している友人が、生徒2人を連れて、漢検の受験に来てくれました。

 

ウチは、コンピュータ(タブレット)で試験を行う「漢検CBT」を実施しているので、年に3回しか受験機会のない「紙」での試験の間の期間でも、受験が可能です。

 

しかも、結果はわずか10日後に手元に届きます。

 

 

昨日、漢検の準備をしているときに、見慣れないエラーが出ていたので、漢検のCBT担当の方に確認したのですが、そういったエラーは経験無いですねとのことでした。

 

よく見たら、ネットワーク機器のランプが消えていたので、リセットしたところ無事復旧したので、良かったなと思ったのですが・・・

 

 

 

生徒さんが来て、漢検の実施前の説明ビデオをPCでみていたときに、いきなりエラーが・・・

 

まさかと思って、机の下を見たら、案の定、HUBのランプが全消灯しています。

 

 

今度は、リセットしても復旧しないため、HUBの寿命(すでに7年使っていました)と判断し、急遽PCの席を変わってもらって、漢検は無事受験いただけました。

 

 

ただ、夜に生徒が来た時、このHUBにつながっている3台のPCが使えなかったため、やりくりが大変でした。

 

 

人が教える場合、体調不良などで先生の都合がつかなくて、やりくりが大変だったというお話はよく聞きますが、ウチのようにICT機器を使っている場合、基本そういった事は起きない予定でした。

 

ちなみに、検索用などに使っているPCが他にも3台ほどあるので、PCの故障の場合は、すぐに入れ替えて、復旧させることができますし、教室内のネットワークで完結しているので、インターネットの障害があっても、問題なく使えます。

 

 

ただし、ネットワーク機器のトラブルだけは厳しいですね。

 

私自身、前職(4社目)はアライドテレシスというネットワーク機器メーカーの営業をしていたので、ネットワーク機器の大切さは身にしみてわかっています。

 

企業や病院などでは、ネットワーク機器が故障した場合、故障箇所が見つかるのに時間がかかるケースが多く、機器自体も、廊下の奥の保守点検用のスペースの中など、非常にわかりにくいところに設置されるケースが多いため、機器が故障してもいいように、いろいろな機器を2重化し、一部が故障しても、全体が止まらないような仕組みを作っています。

 

しかし、ウチのような個人事業所の場合、そこまでの費用は掛けられないので、市販の家庭用の機器を使っています。

 

その分、故障を見越して、予備機を用意して置かなければいけないのに、ずいぶん前に機器が故障した際、取り替えた後、予備機を購入するのを忘れていたため、今回は痛い目にあいました。

 

 

早速、今日、新しい機器と、予備機も一緒に購入し、入れ替えて無事に稼働を確認できました。

 

 

 

家庭用とはいえ、わずか数千円でこのネットワーク機器(ギガビットのスイッチングHUB)が買える時代なんですね。

 

 

企業用は、安くても数万円しますからね。
その分、故障も少ないですけどね。

 

 

 

 

そうそう、最近、こんな記事を読みました。

 

これからは、役に立つだけのものは価値がどんどん下がっていくが、意味のあるものはたとえ役にたたなくても価値が上がっていくというものです。

 

日本が作るのがお得意の便利な機械は、すぐに同じ機能の安い製品がでまわります。

(以前は、日本がそうやってモノマネして安く作っていたんですけどね)

 

しかし、意味のあるもの、例えばスーパーカーや、有名なデザイナーの作ったオシャレな家電などは、同じような機能を提供する物の数倍の価格でも飛ぶように売れたりします。

 

ネットワーク機器なんかは、役に立つだけで十分ですから、どうしても価格競争になりますね。

 

同じ様に、役に立つだけの先生(例えば何度も見れるビデオの中の先生)は、今や無料のものが多く見ることができる時代です。

 

 

しかし、貴重な経験をしている先生の話は、その塾に行かないと聴くことができません。

しかも、生徒が聞きたいというタイミングでしか、人生の経験談は話しませんからね。

 

 

 

工業高校卒なのに、日立のような大企業に入って、会社のお金で社内の学校で勉強して、そこでの実績から会社のお金で東京大学に留学させてもらって、コンピュータのスペシャリストになった上に、日立の本社に異動になってたのに辞めて、マイクロソフトへ転職したり、他に2社転職の経験をしたあと、塾の先生をしている人の話なんて、多分日本でただ1箇所でしか聴くことができないですからね。

 

 

そういう話を聞きたいと思っている生徒、保護者さまにとっては「意味のある」塾であるという自負があります。

 

もちろん、役に立つことが当たり前にあって、その上で、意味のある塾でもありたいと思っています。

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プロフィール


西尾 信章(Nobuaki Nishio)


個別学習のセルモ
日進西小学校前教室 塾長

愛知県立東山工業高校(現在の愛知総合工科高等学校)卒業後、日立製作所へ入社。1986年、日立内の日立京浜工業専門学院に通い、のちに東京大学へ留学。2000年に退職し、7年間マイクロソフトで働く。その後2回の転職を経て、2012年7月に「個別学習のセルモ」をオープンした。

 

趣味は吹奏楽
名東ウインドオーケストラ、Nisshin Wind Orchestraに所属し、トランペットを担当

 

他にも洋楽カラオケや、ゴスペル、英会話も大好き

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