昨年行われた、平成31年度 愛知県公立高校入試の平均点が愛知県のHPにアップされました!
昨年に引き続き、6月の早いタイミングで公開されましたね。
すでに、6/14に未来義塾の守田先生がBlogで記事にされていましたね。
こちらが公開された、今年公開された平均点、および、過去の平均点の一覧です。
受検者全体と合格者の平均が掲載されていましたが、こちらでは、受検者全体の平均点のみを掲載しています。
気を付けていただきたいのは、H29年度、H30年度、H31年度の3年分は、各教科の満点が22点、五教科の合計が110点 満点だという点です。
H28年以前は、各教科の満点が20点、五教科の合計が100点 だったので、数字を直接比較はできない点に注意が必要です。
特に、難化の傾向が強かった理科
今年は、Aグループで8.5点、Bグループで9.6点と、ともに平均点が10点を大きく下回っています。(満点は22点です)
また、22点満点、合計110点満点だと、普段のテストと違うので、なかなか頭の中で比較がしにくいので、各教科の満点を100点、五教科合計の満点を500点に換算してみました。
それがこの表です。
これだと、すべての年度で数字がそろっているので、比較がしやすくなります。
(あくまで単純計算での換算です。)
わかりやすくするために、色を付けてみました。
合計点:平均点合計が280点未満 黄色
各教科:平均点 40点未満 赤色
各教科:平均点 50点未満 黄色
各教科:平均点 65点以上 青色
教科別でみてみましょう。
国語
平均65点以上の青色の回が7回もあります。
他の教科に比べると、平均点が高い、つまり、点が取りやすい教科だといえます。
英語
平均50点以下の回が6回もあります。
ただし、配点が変更になった29年、30年にはありません。
つまり、以前は、英語がとても難しかったけど、新しい配点になってからは、以前より得点が取りやすくなったとも言えます。
(ただし、今年も平均50点ギリギリなので、決して簡単ではありません)
社会
過去は、平均65点以上の時もあったけど、ここ数年は、平均が60点前後です。
グループ間で差のあった年もありましたが、今年は、差が少なく、どちらも55点前後に落ち着いてきました。
数学
過去に、Bグループと、Aグループで16点以上の差のあった年もありましたが、この2年は、差が少なくなってきました。
難しいイメージのある数学ですが、実は、手堅く点を取れる教科でもあります。
理科
難化傾向が強かった理科は、31年度についに、平均が40点を下回って38.6点に!
単純計算で100点満点に換算した数字ではありますが、平均38.6点というのは、なかなか衝撃的な数字です。
理科を得点源にしていた生徒にとっては、昨年の入試は厳しい結果になったかもしれません。
5教科の平均点合計については、A,Bグループともに、260点台と、過去最低の平均点となっています。
学校の定期テストで、5教科平均が260点台のテストがどれくらい難しいか想像すると、入試の難しさもイメージできるかと思います。
こうやって、5教科の平均点の合計を年度別でグラフ化してみるとよくわかりますね。
見事に、毎年のように、平均が下がり、難しくなっているのがよく分かるかと思います。
ちなみに、日進西中学校の定期テストの5教科の合計点数が、だいたい270点~280点程度です。
たまに、300点を超えるときもありますが、そんな時は、生徒たちからは「今回のテスト、簡単だった!」という声が聞こえます。
逆に、270点を切るようテストの時は、「今回テスト難しかった!」という声が多く上がります。
問題の形式は違いますが、日進西中学の生徒たちは、毎回の定期テストの難しい時が、公立高校入試と同じぐらいの難しさかなと想像してもらえばいいかと思います。
もちろん、実際は、テスト範囲は全学年分で、問題数が少ない(18~20問)ので、明らかに公立高校入試の方が難しいとは思いますが、その分、直前はしっかり勉強して臨むので、結果として、同じうぐらいの難しさだと思えるのではないでしょうか。
とは言え、年々、難易度が上がってきており、油断はできません。
まずは、目の前の期末テストに集中してもらい、その後、夏休みを利用して、ガッツリと入試に向けた対策を実施していきたいと思います。
特に今年は、夏期講習で、理科を徹底して勉強しておかないと、受験のときに苦労しそうです。
受験生の皆さん、夏期講習、頑張って行きましょう!
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