先週末行った、全県模試ですが、ウチでは終わった直後に、生徒の解答をコピーし、生徒たちが自己採点できるように渡しています。
私も生徒たちの解答をチェックしたいので、もう1セットコピーをとって私の方でも採点をしています。
このため、生徒たちは、問題を解いた直後に、正確に自己採点ができ、できなかった問題に関して、キッチリ復習することが可能です。
今週は、自発的にこうした模試の結果を元にした勉強をしている中3生が出てきて、嬉しかったですね。
そんな中、「理科と社会の勉強を家でもしたいので、いい問題集ありませんか?」と言ってくれた生徒がいました。
生徒に渡したのは、一問一答形式の問題集です。
この問題集、解答欄に工夫がしてあり、1冊で4周以上使えるようになっています。
そのため、この時期に1回目を終えたとして、2周目は秋に、3周目は冬休みに、4周目は、私立高校の受験前に、そして、それ以降も何度も使えるので、過去には公立高校入試の当日に持っていく生徒もいました。
今のテストは思考力を問われる問題が多く、以前のように、一問一答形式の問題が解けても、直接得点が取れるようにはなりません。
しかし、この一問一答で満点が取れないような、知識がスカスカな状態では、いくら思考力があっても、問題は解けません、
生徒たちには、この問題集は、問題を解くための土台であり、この知識の土台が無いと、問題を読んでいても、虫食いの問題に見えるからねと伝えています。
問題集を手にした生徒たちは、そんなに楽しいものでも無いのに、「ありがとうございます!」と嬉しそうにお礼を言って持っていってくれます。
彼らには、この問題集が、自分のテストの点を上げてくれる宝の鍵に見えているのかもしれませんね。
じゃあ、その鍵を差し込んで開ける宝箱はというと、それは、生徒の頭の中にありそうです。
自分の中にある宝箱に気がついて、問題集という鍵を使って、その宝箱を開ける努力をしっかりした生徒には、より多くの「知識」という宝物が手に入るのかな、なんて思っています。
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