2020年から始まる、これまでのセンター試験に変わる新しい入試制度「大学入学共通テスト」で注目されているのが、英語の民間試験の活用です。
これまでは、センター試験1つで、すべての受験生のすべての試験科目の試験を行っていました。
これが、2020年の大学入試改革の1つとして、英語の4技能化が導入され、これにともない、センター試験だけでは、新しく追加になるスピーキング、ライティングのテストを作成したり、採点したりすることが難しいと考えられ、それならばと、民間資格試験を活用しようとなったものです。
このため、今の高校2年生以下で大学受験を目指す生徒は、志望する大学によっては、英語の民間資格試験のスコアの提出が必要になります。
大学により民間資格試験の扱いが違い、どう使うかを決めかねている大学や、使わないと宣言している大学など、対応がバラバラのため志望大学が、どういった扱いをしているかをしっかり調べておく必要があります。
そして、大学に民間資格試験のスコアを提出する際、絶対に必要になるのが、大学入試センターが発行する「共通ID」です。
この「共通ID」は、高校3年になってから、英語の民間資格試験を受験する際に、必ず入力しなければいけないIDです。
このIDが無いまま、もしくは、民間資格試験を受験する際に、このIDを入力せずに申し込んだ場合は、せっかく合格しても、そのスコアは、大学入試には使えないので注意が必要です。
「共通ID」の申込みは、基本的には、学校を通じて行うので、申込みし忘れる心配はないと思いますが、今年、高校3年生で、浪人して来年もう一度大学入試に挑戦する際は、個人でIDを入手する必要がでてくるので注意が必要ですね。
また、学校単位でIDの申請をする関係で、発行されたIDのはがきも学校に届きます。
入試に必要なIDなので、学校で保管することになると思いますが、もし、個人で保管することになった場合は、なくさないように注意が必要ですし、個人で民間資格試験に申し込む際に、「共通ID」の入力漏れ、入力間違いをしないように注意が必要です。
今年、高校2年生以下の生徒で、大学進学を希望している生徒は、英語の民間資格試験を高3になってから受験する際には、「共通ID」を忘れないように登録する必要があるということ、それは、11月に学校を通して申し込むものだということを、しっかり覚えておきましょう!
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